毎日の洗濯、お疲れ様です!
洗濯したらお気に入りのセーターが縮んじゃった・・・
そんな経験、皆さんも1度はあるんじゃないでしょうか?
今回は、
洗濯でなぜ縮むの?
縮みにくい選択方法ってあるの?
というところをまとめました。
洗濯前にこの記事を読んでいただければ、縮みを最小限に抑えられます!
ではどうぞ。
素材の特徴
皆さんもご存知の通り、衣類は色々な素材からできています。
また、今私たちが着ている衣類は、ひとつの素材からできているのではなく、色々なものが混ざりあってできています。
縮みの原因は、その素材にあります。
では、それぞれの素材にはどのような特徴があるのでしょうか?
まずは洗濯機で洗うことができる、代表的な各素材の特徴を大まかにおさらいしましょう。
綿
吸水性、耐久性、通気性に優れている。
丈夫で洗濯に強い素材。
麻
熱や洗濯には強く丈夫。
吸湿、発散に優れている素材。
一方で繊維が伸びにくく、硬いという特徴もある。
ナイロン
丈夫で軽い。
しわになりにくく扱いやすい。
乾きやすいが熱に弱い。
ポリエステル
丈夫で軽くしわになりにくい。
摩擦に強い。
次に、洗濯機で洗うことはできるが、洗濯機のおうちクリーニングを使い、優しく洗う必要があるものを見ていきましょう。
カシミア
とてもデリケートで扱いに注意が必要。
テンセル
指定外繊維といわれるもの。丈夫で縮みにくい。吸湿性、速乾性に優れる。
ウール
水につけると縮みやすい。
各素材には以上のような特徴があります。
縮む素材の代表「ウール」
寒くなると活躍してくれる衣類の代表的な素材のウール。
簡単に安価で購入でき、温かいので冬場に重宝します。
でも、お洗濯で縮みやすいと言われています。
このウール、なぜ縮みやすいのでしょうか?
ウールの表面は、たんぱく質でできた、スケールというものでおおわれています。
こんな感じです。
スケールはうろこ状になっており、普段は閉じた状態になっています。
しかし水分を含むとそれが開いてきます。
その状態で、揉んだり擦ったり洗ったりすると、開いたスケール同士が絡み合ってしまうのです。
そのため、絡み合った繊維はもとに戻れず、そのまま縮んでしまいます。
水を含むことでこのようなことが起こりますので、洗濯機で洗うには、
おうちクリーニングコース
などを選択するといった対策が必要になってきます。
現在の洗濯機にはいろいろなコースが選択できるようになっていますので、洗うものに応じたコースを選択し、賢くお洗濯をしたいものです。
縮みやすいものの洗い方
では、縮みやすいものをお洗濯するとき、どういったことに気をつけてお洗濯をすればよいのでしょうか。
そのコツは次のようになります。
まず1つ目は、
衣類のタグの表示を確認し、それに合った洗濯をする
ことです。
衣類には、どんな素材でできているのか、お洗濯はどうしたらいいのかというタグがついています。
そのタグを確認し、素材の特徴を押さえてから洗濯するということが重要だと思います。
もちろん、手洗いが必要とある場合には、手洗いが必須ですし、クリーニングが必要とある場合は、クリーニングをすることが大切です。
それを確認せずに普通に選択してしまうと、あとで後悔することになるかもしれません。
2つ目に大切なことは、
その素材にあった洗剤を使う
ということです。
衣類には、その素材に合った洗剤があります。
それぞれの素材に優しい洗剤を使うようにしましょう。
おしゃれ着洗い専用の洗剤も市販されています。
そういったものを上手く使いながら、お洗濯していくと良いと思います。
3つ目に大切なことは、
タグを確認し、自分で管理できる衣類を購入する
ということです。
服を買うときに、みなさんは色々な視点で選んで、購入すると思います。
そのときに、
このお洋服は自分で管理できるだろうか?
ということも、選ぶ視点に入れることをおすすめします。
実際お洋服のなかには管理が楽そうに見えても、手洗い表記のものや、おうちでのお手入れが大変なもの、クリーニングした方がよいものがあります。
そういったことを確認して購入すれば、洗濯に失敗したという悲しい出来事が減らせると思います。
最後に
毎日たくさん洗濯をしている知り合いのママさんに聞いたところ、やはり子育て中は、ある特定のものだけ手間をかけて洗うということは難しいので、子供の衣類はもちろん、自分の衣類も表示をみて、扱いやすいものを購入しておられるとのことでした。
これも衣類扱う上で大切なことですよね。
また、縮まないだろうと思ってる素材でも注意が必要なものがあります。
麻は熱や洗濯に強い、と洗っていたら縮んでしまって戻らなかった、ということを経験したことがあります。
以前、カーテンを洗ったとき、いざ洗って干して見ると縮んでしまい、前の長さより短くなっていて、窓の下まで長さがなくなり、ショックを受けたことがありました。
強い素材でも、お手入れはやはり表記をみてすることが大切だと思いました。
人には個性があるように、素材にも個性があります。
それぞれに合った付き合い方をしたいですね。